ダイエットや体作りのために筋トレを行う場合、ベストな時間帯は夕方です。

具体的には14時～18時の間にトレーニングを行うのが一番効果的。

 

夕方の時間帯は交感神経が活発です。

 

体が十分に動きやすくなるため、効率的な脂肪燃焼効果が望めます。

また、効果的なトレーニングを行うことで成長ホルモンが多く分泌されるため、効率よく筋肉をつけることができます。

 

そして生体リズムでは一番体温が上昇するのが夕方です。体温が上がることで筋肉が柔軟になるため、怪我などのリスクを避けることにもつながります。

筋トレに効果的な時間帯がある一方で、「筋トレをやらない方がいい時間帯」も存在します。

 

・起床後すぐの時間帯

起床後すぐの時間帯は、体温が低く、心拍数も安定していません。そのような状態でトレーニングを行うと、体が十分に温まっておらず、ケガをする恐れがあります。

また、心臓に負担がかかりやすく心筋梗塞のリスクも高まります。

特にトレーニングに慣れていない方は、早朝の筋トレは避けた方がよいでしょう。

 

・食後すぐの時間帯

食後に休まず運動をすると、消化が進まず胃などの消化器官に負担がかかってしまいます。

 

・就寝前の時間帯

就寝前は、体が睡眠に備えてリラックス状態に移行している時。体を覚醒させるような筋トレは、眠りにつきにくくなり睡眠の質を低下させてしまいます。

筋肉の生成を促す成長ホルモンの分泌量と睡眠の質は比例するため、就寝前の筋トレはおすすめできません。

 

ダイエット効果を最大化するためには、夕方の筋トレが一番効果的。しかし仕事などの都合上、朝か夜しか筋トレができないという方も多いですよね。

 

昼すぎから夕方にかけての時間帯が一番おすすめということに変わりはありませんが、朝と夜に筋トレを行う場合でも、タイミングや筋トレ方法などに気をつけて行えばOK。

 

安全に効率的よく筋トレを行うためのポイントをチェックしていきましょう。

 

●朝、筋トレを行う場合

朝に筋トレをする場合は、起床後2時間たってから行いましょう。

寝起きでリラックスモードだった体が「活動モード」になり、筋トレの負荷にも耐えられるようになります。

 

また、朝にトレーニングを行うメリットもあります。

朝、体を動かすことによってその日1日の基礎代謝は10％上がるといわれています。基礎代謝が上がることにより、その後のエネルギー消費量が増えるため、普段より多くのカロリーを消費することができるのです。

 

●夜、筋トレを行う場合

夜に筋トレを行う場合は、就寝3時間前までに行うようにしましょう。就寝まで3時間を切ると脳の興奮がさめず、睡眠の質が悪くなってしまいます。

 

就寝前に行うなら、ハードな筋トレなどは避け、ヨガやストレッチなどのリラックス効果のあるトレーニングがおすすめです。

 

夜間は夕方の時間帯に次いで成長ホルモンの分泌量が比較的多いため、効率よく筋肉をつけるという面ではトレーニングの恩恵を十分受けることができます。また、程よい疲労感で寝つきもよくなるため、睡眠の質が上がり、結果的に筋肉の生成を促進することに繋がります。

 

夜は、眠りを妨げないようなトレーニングを心がけて行うことがポイントです。